秋季企画展特別企画として慶應出身の漫画家の先生方に描きおろしの色紙をご提供いただきました。
常設展示室内にて展示中です!!
(まだ増えます)


福澤諭吉の生涯と慶應義塾の160年の歴史を通して、近代文明を考える歴史博物館

常設展示室では、「ヤタガイツノセンチコガネの化石」を特別展示しています(2024年12月末まで展示予定)。
この化石は、令和4年(2022)9月、慶應義塾高等学校の「地学基礎」授業中、生徒によって割られた岩石(栃木県那須塩原市産出)から発見されました。
第四紀中期更新世(30万年前)のセンチコガネ科昆虫の化石で、慶應義塾幼稚舎の相場博明教諭とチェコ共和国カレル大学(Charles University)のクラールデイビット(David Král)博士の共同研究により新種であることがわかり、発見した生徒の名前から「ヤタガイツノセンチコガネ」(Ceratophyus yatagaii)と命名されました。
通説では第四紀更新世の昆虫化石のほとんどが現生種とされてきましたが、この新種は絶滅種であり、世界でもっとも新しい時代の化石絶滅種となり、昆虫の種分化を考える上で重要な資料です。
発見者は八谷航太君(現在、慶應義塾大学環境情報学部 2年)で、授業担当は、地学科の松本直記教諭。


現在企画展示室では、慶應義塾大学文学部古文書室主催の企画展「古文書にみる病と薬」を開催しています。江戸から明治の人々の病と薬をめぐる営みをぜひご覧ください。
慶應義塾史展示館では、第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)を記念し、慶應義塾大学体育会競走部が昭和7年(1932)の第13回大会で優勝した際の関連資料の小展示を行います。
近年、優勝時に出場した選手のご遺族から、関連資料のご寄贈が複数ありましたので、この機会に改めて展示するものです。
展示期間:2023年10月13日(金)~2024年1月10日(水)
場所:当展示館常設展示室内
*通常通り、どなたでもご覧頂けます(予約不要)