「ヤタガイツノセンチコガネの化石」の特別展示

「ヤタガイツノセンチコガネの化石」の特別展示

常設展示室では、「ヤタガイツノセンチコガネの化石」を特別展示しています(2024年12月末まで展示予定)。

この化石は、令和4年(2022)9月、慶應義塾高等学校の「地学基礎」授業中、生徒によって割られた岩石(栃木県那須塩原市産出)から発見されました。

第四紀中期更新世(30万年前)のセンチコガネ科昆虫の化石で、慶應義塾幼稚舎の相場博明教諭とチェコ共和国カレル大学(Charles University)のクラールデイビット(David Král)博士の共同研究により新種であることがわかり、発見した生徒の名前から「ヤタガイツノセンチコガネ」(Ceratophyus yatagaii)と命名されました。

通説では第四紀更新世の昆虫化石のほとんどが現生種とされてきましたが、この新種は絶滅種であり、世界でもっとも新しい時代の化石絶滅種となり、昆虫の種分化を考える上で重要な資料です。

発見者は八谷航太君(現在、慶應義塾大学環境情報学部 2年)で、授業担当は、地学科の松本直記教諭。

【プレスリリース】高校生が授業中に30万年前の新種のセンチコガネ化石を発見!

慶應義塾大学文学部古文書室2023年度企画展「古文書にみる病と薬」開催中(~3月28日(木))

慶應義塾大学文学部古文書室2023年度企画展「古文書にみる病と薬」開催中(~3月28日(木))

現在企画展示室では、慶應義塾大学文学部古文書室主催の企画展「古文書にみる病と薬」を開催しています。江戸から明治の人々の病と薬をめぐる営みをぜひご覧ください。

「箱根駅伝」関連資料の小展示のお知らせ

「箱根駅伝」関連資料の小展示のお知らせ

慶應義塾史展示館では、第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)を記念し、慶應義塾大学体育会競走部が昭和7年(1932)の第13回大会で優勝した際の関連資料の小展示を行います。

近年、優勝時に出場した選手のご遺族から、関連資料のご寄贈が複数ありましたので、この機会に改めて展示するものです。

展示期間:2023年10月13日(金)~2024年1月10日(水)
場所:当展示館常設展示室内 

   *通常通り、どなたでもご覧頂けます(予約不要)

「夏の甲子園」優勝旗及び関連資料の展示のお知らせ

「夏の甲子園」優勝旗及び関連資料の展示のお知らせ

慶應義塾史展示館では、第105回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)での慶應義塾高校の優勝を記念して、深紅の大優勝旗と優勝記念盾、また本大会に関連する資料を下記の通り展示いたします。

展示開始日:2023年10月19日(木)
      (展示終了時期については調整中です。)
場所:当展示館常設展示室内 

   *通常通り、どなたでもご覧頂けます(予約不要)

企画展「曾禰中條建築事務所と慶應義塾Ⅰ」開催中

企画展「曾禰中條建築事務所と慶應義塾Ⅰ」開催中

近代日本を代表する建築事務所である曾禰中條建築事務所は、慶應義塾の建築を30件以上手がけました。明治から昭和に至る30年におよぶ両者の関係は、どのように築き上げられたのでしょうか。今回、新たに確認された同事務所による設計原図などを手掛かりにその軌跡をたどると、両者の人脈や思想的共鳴が浮かび上がってきました。第1期「明治・大正編」は、9月2日(土)まで慶應義塾史展示館企画展示室(図書館旧館2階)にて開催中です。