国宝指定記念「論語疏巻第六」特別展示

国宝指定記念「論語疏巻第六」特別展示

世界最古の紙の『論語』写本 
 このたび、慶應義塾図書館所蔵の「論語疏 巻第六」が、国宝に指定されました。本書は、中国南北朝時代の梁の皇侃による『論語』注釈書『論語義疏』の6世紀頃の写本で、日本には7-9世紀初頭までには伝来していたと考えられます。
 出土品ではなく、今日まで人から人へ受け継がれてきた『論語』の紙のテキストとして世界最古とされ、6世紀の字体や筆法を伝えるものとしての書道史的価値も高く、『論語』の受容と東アジアの学問交流を物語る最古級の文化財です。
 今回は「論語疏」の一部の紙片がおさめられた「遠年紙譜」(えんねんしふ)もあわせて公開いたします。
 10日間限定の一般公開となりますので、是非この機会にご覧下さい。

開催概要

主催   慶應義塾図書館(三田メディアセンター)、福澤諭吉記念慶應義塾史展示館
会期   2026年6月3日(水)~6月13日(土)
休館日  6月7日(日)
会場   図書館旧館2階 慶應義塾史展示館 企画展示室
開館時間 10:00~18:00(最終入館17:30)
入場料  無料
※どなたでもご覧いただけます

チラシのダウンロードはこちら


《「論語疏巻第六」の国宝指定について》
https://www.keio.ac.jp/ja/news/20260326-173389/

《解説記事》
佐藤道生「『論語疏』──中国6世紀写本の出現と公開」(三田評論/2020年11月)
住吉朋彦「『論語疏』巻 6 文化財指定の顛末」(MediaNet no.32/2025年)
住吉朋彦「慶應義塾図書館蔵『論語疏巻第六』国宝指定の顚末」(三田評論/2026年5月)

《解説書》
・慶應義塾大学論語疏研究会編『慶應義塾図書館蔵 論語疏巻六 慶應義塾大学附属研究所斯道文庫蔵 論語義疏 影印と解題研究』(勉誠社/2021 年 11 月)ISBN 978-4-585-31004-4

《画像をみる》
「慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション」