10月16日(木)開幕 2025年度秋季企画展「北澤楽天と近代日本—福澤諭吉、MANGAの扉をひらく」
「慶應義塾読書会」公開講演会のお知らせ
「慶應義塾読書会」公開講演会
戦争――日本の最も困難な時代に慶應義塾長をつとめた小泉信三博士。海軍士官であったその令息は、昭和17年、南太平洋上に戦死。『海軍主計大尉小泉信吉』は、博士が父として亡き令息に捧げる追悼・鎮魂の書。戦後80年の今日、多くの人が本書をあらたに読み、あるいは読み直す機会になることを願って下記の公開講演会を開催致します。
日 時 令和7年10月4日(土曜日)午後2時より5時30分
会 場 慶應義塾大学三田キャンパス 南校舎455教室
参加費 1万円
◆プログラム
第一部 午後2時~3時30分
講演 『海軍主計大尉小泉信吉』を読む
講師 平山 周吉 氏(評論家)
主著『江藤淳は甦る』、『小津安二郎』ほか
司会 都倉 武之 氏(福澤研究センター教授)
(休 憩)
第二部 午後3時45分~5時30分
TBSドキュメンタリー・ドラマ
『父の鎮魂歌―海軍主計大尉小泉信吉』上映
(出演・杉浦直樹、富司純子等)
◆申込方法(締切9月20日)
ご参加希望の方は、①10月4日参加 ②ご芳名 ③メールアドレスを明記の上、
下記メールアドレス宛またはFAXにてお申込み下さい。
参加費のお支払い方法等につきましては、お申し込み後にご連絡いたします。
e-mail:maruyama.a2@keio.jp FAX 03-6453-9556
◆もう一つのご案内
上記の会の主催者・慶應義塾読書会は、同窓の実業人と学者との定期的勉強会で本年その発足より70周年の節目を迎えます。会員の心祝いとして11月8日(土曜日)に講演会「父と子――小泉信三の場合」を催します。10月4日公開講演会にご参加の方々にもぜひご来聴いただきたく、ご招待申し上げます。詳しくは後日あらためてご案内いたします。
主 催 慶應義塾読書会
協 力 福澤諭吉記念慶應義塾史展示館
連絡先 慶應義塾読書会
事務局 藤田・萩原
8月31日(日)開催 大阪特別企画展Ⅲ『慶應義塾と戦争—モノから人へ—』関連イベント※終了しました
8月31日(日)開催 大阪特別企画展Ⅲ『慶應義塾と戦争—モノから人へ—』関連イベント
【8月31日(日) 於:慶應大阪シティキャンパス】
12:00~13:00
テーマ:『慶應義塾出身の戦没アスリート』
講演者:福澤諭吉記念慶應義塾史展示館 専門員 横山 寛
13:00~13:45
テーマ:『硫黄島で戦死したオリンピアンの父 河石達吾について』
講演者:戦没オリンピアン 河石達吾長男 河石 達雄
14:00~14:45
ギャラリートーク(当日先着80名様・無料)
解説:慶應義塾福澤研究センター教授 都倉 武之


図録「ある一家の近代と戦争ー上原良春・龍男・良司とその家族」を発売しました!
春季企画展関連イベント 7月12日(土) 特別座談会「上原家、80年後の証言」を開催しました!※終了しました
春季企画展関連イベント 7月12日(土) 特別座談会「上原家、80年後の証言」を開催しました!
2025年7月12日(土)、三田キャンパス南校舎ホールの5階にて、特別座談会「上原家、80年後の証言」を開催いたしました。
座談会に先立ち、上原家の次女・上原登志江氏に春季企画展会場をご覧いただきました。当時の様子を懐かしみながら、兄弟たちのキャンパスライフや、戦地での記録など、登志江氏でもこれまで深く触れることのなかった三兄弟の記録に驚かれていました。
特別座談会では、まず都倉副館長により上原家資料の紹介と登壇者と上原兄弟の関係についての説明がありました。続いて、上原登志江氏に加え、上原兄弟が東京で実家代わりに出入りし、良司はしばらく下宿していた慶應義塾医学部教授・青木貞章の長女である横山房子氏に加わっていただき、日吉台地下壕保存の会副会長で、上原良司を長年調査している亀岡敦子氏が司会を務める座談会に移りました。
まず、三兄弟、主に長男・良春が撮影した写真をスクリーンに映しながら、上原登志江氏と横山房子氏から当時の思い出を語っていただきました。登志江氏は、兄と姉が厳しく育てられた一方で、末っ子だった自分が「甘やかされて、ほとんど何も気にかけられなかった」と語り、会場の笑いを誘うなど、和やかで穏やかな語り口で思い出を語られました。さらにお二人は兄弟たちと共に過ごした温かい「ひととき」、そして戦争の中で3人が命を落として一変してしまう家族の姿を振り返りました。
来場者にとって、戦争を体験し、三兄弟と共に過ごした90歳を超えるお二方から直接話を聞くことができた貴重な機会となりました。座談会の締めくくりとして、お二人が語った平和への想いは、来場者一同の心に深く響いたことと思います。
当日の模様は、慶應義塾史展示館のYouTube公式チャンネルで8月中旬には公開される予定です。
企画展は、8月30日(土)まで開催しております。皆様のご来館をお待ちしております。








「慶應義塾と戦争」アーカイブ・プロジェクト 大阪特別企画展III『慶應義塾と戦争–モノから人へ–』を開催中です。※終了しました
「慶應義塾と戦争」アーカイブ・プロジェクト 大阪特別企画展III『慶應義塾と戦争–モノから人へ–』を開催中です。
7月10日より、昨年開催した春季企画展「慶應義塾と戦争―モノから人へ―」のダイジェスト版を慶應大阪シティキャンパス(グランフロント大阪ナレッジキャピタル北館タワーC 10階)で開催しております。
https://www.korc.keio.ac.jp/news/20250611000575.html
大阪会場だけの新資料や関連イベントも開催されます。
JR大阪駅、阪急大阪梅田駅などから至近のアクセスの良い場所ですので大阪をご訪問の際はぜひお立ち寄りください。




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2025年度春季企画展 関連イベント「戦争遺跡としてめぐる三田キャンパスツアー」を開催しました!
2025年度春季企画展 関連イベント「戦争遺跡としてめぐる三田キャンパスツアー」を開催しました!
2025年6月25日(水)、三田キャンパスにて「戦争遺跡としてめぐる三田キャンパスツアー」を開催いたしました。ツアーは大学院棟ロビーから出発し、三田演説館を経由してイサム・ノグチと谷口吉郎のコラボによる旧ノグチ・ルーム、生協食堂内の猪熊弦一郎の壁画『デモクラシー』、図書館旧館屋根裏と正面ファサード、幻の門、塾監局前の2つの記念碑等をめぐりました。
三田キャンパスは、明治初期から平成まで各時代の建築物が残ります。資金の限られた私立であり、歴史ある建築物を工夫して利活用してきた結果、戦争の時代を生き抜いた建物が数多く残り、今回はその一部とキャンパスに残る戦争の痕跡を紹介しました。また、戦後復興期に建てられた建築物と、それに携わった人々の物語も紹介いたしました。
参加者は、戦争の時代を乗り越えて、空襲の痕跡を今に伝える慶應義塾図書館の屋根裏と外壁や、慶應義塾で学んだ父との縁から義塾の戦後復興の時代の面影を今に伝えるイサム・ノグチのノグチ・ルームなど、普段公開されていない空間を熱心にご覧いただきながら、強い関心をもって耳を傾けていらっしゃいました。また、キャンパスにひっそり残っている戦前の石柱に戦時中の供出の痕が残ることにも驚かれているようでした。
企画展「ある一家の近代と戦争―上原良春・龍男・良司とその家族―」は、8月30日(土)まで開催しております。また、当企画展の関連イベントは多数予定されており、7月12日(土)は特別座談会「上原家、80年後の証言」、同月17日(木)と8月4日(月)にはギャラリートークを実施いたします。皆様のご来館とご参加をお待ちしております。







春季企画展関連イベント 「ギャラリートーク」を開催しました!
春季企画展関連イベント 「ギャラリートーク」を開催しました!
2025年7月17日、慶應義塾史展示館春季企画展のギャラリートークを開催いたしました。蝉の声が聞こえるようになった晴天の三田山上に、定刻20名ほどが集まり、当館副館長都倉武之の解説に熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
参加者の多くは、本展で取り上げた三兄弟のうち三男・上原良司を『きけ わだつみのこえ』で知っていてご来館された様子で、良司の新たな一面に強い関心を寄せていました。有名な遺書を残した良司に限定せず、上原家のルーツや三兄弟それぞれの個性まで紹介され、筆まめで膨大な資料を残した上原家だからこそ、その一家に与えた戦争の影響を詳細に追うことができる点が解説されました。膨大な戦前の資料が残されている一方で、戦後の80年間、あれだけ賑やかに営まれていた上原家の日常が失われ、彼らがいない時間が過ぎていったこと、つまり「ない」ものの意味が問いかけられ、上原家をきっかけに戦争によって日本中にこのように「ない」ものが無数に生じたことを想起する必要があると投げかけられました。
次回のギャラリートークは、8月4日(月)の11:00~11:50に開催いたします。春季企画展「ある一家の近代と戦争―上原良春・龍男・良司とその家族―」は、8月30日(土)まで開催しております。皆様のご来館をお待ちしております。





