春季企画展関連イベント 7月12日(土) 特別座談会「上原家、80年後の証言」

特別座談会「上原家、80年後の証言」

 学徒兵の残した多くの遺稿中、最も有名なものと言われる上原良司の「所感」。特攻死した良司は慶應の経済学部生でした。そして彼の2人の兄良春、龍男も慶應で学び、そして2人とも戦争で命を落としました。
 3人の兄を失った妹である上原登志江さん。3兄弟が慶應に入学するきっかけを作った慶應医学部教授の娘で、上原家とは家族同然だった横山房子さん。このお2人に戦前の上原家や慶應義塾に関わるお話を伺い、戦後80年の節目に改めて戦争の時代について考えます。

 2025年7月12日(土)14:00~16:00
 会場:三田キャンパス南校舎ホール(5階)
 無料、どなたでもご参加いただけます
 登壇者:上原 登志江氏(上原寅太郎・芳江次女)
     横山 房子氏(元医学部教授青木貞章長女)
     亀岡 敦子氏(上原良司研究家)
     都倉 武之(慶應義塾史展示館副館長)

 ※企画展チラシに記載されている会場情報が一部誤っておりました。
  誤)三田キャンパス南校舎ホール(4階)
  正)三田キャンパス南校舎ホール(5階)

チラシのダウンロードはこちら

東京建築祭2025に参加しました

5月17日(土)〜5月25日(日)の期間で、「東京建築祭2025」が開催され、本展示館も慶應義塾図書館旧館(特別展示)として参加、さらに三田演説館も特別公開として一般来場者の見学の機会を設けました。

 慶應義塾図書館は従来から公開している玄関ホールやステンドグラスに加え、特別展示を行い、曾禰中條建築事務所による建築時の図面の実物やパネル、戦災で失われた大講堂の模型などを展示しました(5月31日まで)。

 三田演説館では、5月24日(土)限定の特別公開を行い、約2500名の来場がありました。会場前から長い列ができ、一時は30分以上お待ちいただく状況になりました。ボランティアガイドによる説明なども随時行われ、多くの人々が擬洋風建築の内外装に見入る姿が印象的でした。

多数のご来場まことにありがとうございました。

東京建築祭2025 https://tokyo2025.kenchikusai.jp/

三田演説館の入館待ちの列
三田演説館内は常時大賑わい
展示館内も大変混雑しました
建築祭に合わせた図面等の特別展示