野球伝来150年記念「聖地・名所150選」に慶應義塾の綱町グラウンド選出

野球伝来150年記念「聖地・名所150選」に慶應義塾の綱町グラウンド選出

7月19日、日本野球機構(NPB)と全日本野球協会(BFJ)の共催により運営されている「野球伝来150年記念サイト」において、日本野球史の「聖地・名所」が150カ所選出され、慶應義塾の綱町グラウンドがそのひとつに選ばれました。 記念企画として聖地巡りのバーチャルスタンプラリーも開催されます。

当グラウンドは明治36年(1903)に開設され、同年秋、この場所で早稲田大学野球部と慶應義塾野球部が初めて対戦した第1回早慶戦の舞台となりました。その後明治40年(1907)にはハワイセントルイス野球団を迎えての試合が、日本で初めての有料試合となりました。さらに大正2年(1913)にはアメリカ大リーグのニューヨーク・ジャイアンツとシカゴ・ホワイトソックスの合同野球団が来日、綱町を舞台に対戦しました。これが日本初の大リーグチームの国内での対戦で、ジャイアンツの指揮は、猛将と呼ばれ、数々の野球戦術を確立したことで知られるジョン・マグロー監督が執りました。

現在綱町グラウンドは主に慶應義塾中等部生が使用しているため、一般の見学はできませんが、場所を慶應義塾史展示館に移し、関連展示を行うことになりました。8月13日までは企画展「慶應野球と近代日本」を開催中ですが、その終了後も関連資料の展示を行います。 この機会にあわせて、綱町グラウンドに関連した新たな資料も展示予定です。

野球伝来150年 聖地・名所150選サイト
https://japanesebaseball150th.jp/sights/

開館1周年記念プレゼント企画について

開館1周年記念プレゼント企画について

7/5(火)は当展示館の開館1周年にあたります。展示館にご来館頂いたお客様に、開館時に作成したポストカードを50部限定でプレゼントいたします。

なお、ポストカードの中に10人に1人「当たり」が入っておりますので、その方にはWプレゼントとして開館記念図録をお渡しいたします(5名様)。

福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館 特別出品のお知らせ

特別出品のお知らせ

沖縄慰霊の日にあわせて、沖縄戦の壕跡で今年発見されたペンマーク入りの万年筆を、福澤諭吉記念慶應義塾史展示館に特別出品いたしました。

この万年筆は慶應義塾出身者の所持品と思われ、沖縄本島最南部に位置する、糸満市真壁地区の「八十二高地」と呼ばれた陣地壕の岩の下にありました。

常設展示室内「独立自尊の章」の区画にて、太平洋戦争に関連する展示品の一つとしてご覧いただけます。8月末までの出品を予定しておりますので、よろしければ是非お立ち寄りください。

関連記事

77年前の激戦地に慶応の万年筆
https://mainichi.jp/articles/20220620/k00/00m/040/213000c

きょう「沖縄慰霊の日」 散った命、残ったペン 慶応大校章入り 「玉砕」壕で発見
https://www.tokyo-np.co.jp/article/185108